代表取締役社長
伊藤 嘉浩
ウッドフレンズは1982年に創業し、独自性を核に自由柔軟なベンチャー型企業を目指し、『より美しく』『独立独歩』『自力更生』の精神でさまざまな事業に取り組んでまいりました。
中核事業である分譲住宅事業においては、文化に軸を置いた質的生産性の下、時を超えた普遍的な住空間を『街』と『時代』へ残していくことを目指してまいりました。また、住宅産業の構造を変えて資材流通の中間コストをカットし、良いものを適正な価格でお客さまへ提供するだけでなく、林業へも還元すべく住宅事業の川上展開を進め、2011年に集成材工場を開設し、2024年にはその原材料である原木を森林から直接受け入れて加工するための製材工場投資を行いました。この背景にある思想は、木材資源を余すことなく利用する「カスケード化」であります。
一方、2004年に愛知県初のPFI事業者として「愛知県森林公園ゴルフ場」の運営事業者に選定され、現在は「愛知県森林公園」「名古屋港ゴルフ倶楽部」の指定管理事業者として、これら3施設の運営を行っております。また、インバウンド需要をターゲットとして岐阜県高山市に開業した「HOTEL WOOD高山」は、開業直後にコロナ禍の影響で苦しみましたが、今では外国人をはじめとした多くのお客さまにご利用いただいております。
このように多様な事業展開を進めてきた弊社ですが、社会環境・経営環境の激しい変化に対応していくため、2025年7月に長谷工グループの一員となりました。これからは、グループの総合力を活かして、創業当時から受け継がれている、どんな時代であっても、「何のために、誰のために、何を創造していくのか?」というテーマを常に企業行動の核に置き、先入観にとらわれない、独自性と創造性をもった商品・サービスを適正コストで提供することで、人々と社会に感動を届けてまいりたいと存じます。
今後ともより一層のご愛顧ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。